大人もできる!?床矯正のメリットとデメリッ トをご紹介

歯並びを改善する矯正治療には、その症例ごとに利用できるものは異なりますが数多くの方法が開発され、実際に医療現場において利用されています。その中の一つに「床矯正」という矯正方法があります。

この記事をご覧になっている人の中には「床矯正=子供の矯正方法」というイメージをお持ちの方もいらっしゃるかと思います。確かに、小児の矯正治療に用いられる機会の多い矯正方法ですが、大人でもこれを利用できるケースがあります。

そこで、大人が床矯正を利用するメリットやデメリットなどについて解説していきます。

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床矯正って何?

まずは、そもそも床矯正とはどのような方法であるのかということについて解説します。

取外し可能な器具で矯正する方法

床矯正は、取外し可能な器具を装着して、顎を広げることを目的とした矯正治療となります。顎が小さいことで抜歯しなければ矯正が施せない場合において、原因となっている顎の小ささを解消するための方法です。

一般的には子供の矯正治療に用いられる

その特性上、顎の骨が成長途中である子供のうちに行われることの多い矯正治療となります。つまり、床矯正によって顎の成長を促し、将来的な歯並びのリスクを解消するというコンセプトです。

子供の時に床矯正を用いることで、少ない負担で矯正治療を終わらせることができます。歯を押さえつけて行うタイプのブラケット矯正などを避けたい場合にもお勧めの方法で、取り外し可能であるという点も子供の矯正向けの方法であると言えます。

症例次第では大人でも利用可能

上記のように、子供の矯正治療として用いられる機会の多い方法ではありますが、大人でもこれを利用できるケースは存在します。大人の場合、既に顎の成長はストップしているので、顎を大きくするという方法としては十分な適格を持ちません。

しかし、歯を動かすという効果は大人でもその恩恵を受けることができるため、症例次第ではありますが大人でも床矯正を利用することは現実的であると言えます。利用できるかどうかは症例次第、それと施術を行う歯科医師の経験次第という側面は否めませんが、利用できる場合は検討の余地があることは間違いありません。

床矯正のメリット

次に、床矯正を利用することのメリットについて解説します。

費用が安い

まず第一に「費用が安い」というメリットがあります。費用に関しては利用する歯科医院ごとに違いがありますが、一般的な矯正治療にかかる費用が80万円前後であるのに対して、床矯正は30万円前後になることが多いです。

床矯正は、子供と大人でそこまで費用に違いはないと言えます。もちろん、前述の通り利用する歯科医院によって違いがあるとは言え、一般的な歯列矯正(メタルブラケットを利用した表側矯正)と比較すると、半額程度に収まることが多いようです。なお、費用面に関する不安は治療開始前の段階で担当医に確認しておくことをお勧めします。

治療期間が短い

次に、「治療期間が短い」というメリットです。歯列矯正は、通常の矯正治療であれば2年~3年の時間を必要とするケースが多いです(症例および個人の矯正治療の希望により異なりますが)。床矯正の場合、症例次第ですが半年~1年程度で矯正が完了することが多いです。

矯正治療は、徐々に歯を動かすという性質上、どうしても時間がかかります。特に、時間がかかる矯正治療方法として有名な「裏側矯正」ともなれば、3年ほどかかるケースも多くなります。その間、矯正器具を装着しなければならないことを考えると、その違和感や痛みなどのデメリットを受け続けなければならないわけですから、デメリットが大きくなります。

ですが、床矯正が短期間で完了するとなれば、違和感等で受けるデメリットは最小限に抑えることができます。この点は子供の矯正治療において特に大きなメリットになりますが、大人としても器具による違和感等のデメリットが最小限に抑えられることは相応のメリットになるかと思います。

取り外し可能

次に「取り外し可能である」というポイントです。これはマウスピース矯正と同じメリットなのですが、自分で取り外しができるということは、短いとはいえない矯正治療中においてそのデメリットを最小限に抑えるために重要なポイントとなります。

一般的なブラケット矯正の場合、自分で取り外したり、取り外した矯正器具を自分自身で付け直すといったことができません。ですが、床矯正は自宅で簡単に取り外し・再装着が可能となり、食事や歯磨きなど器具が邪魔になるタイミングではこれを取り外すことができます。

抜歯不要で矯正可能

最後に「抜歯不要の矯正治療」が可能であるというポイントです。「矯正治療で抜歯?」と思われる人もいるかもしれませんが、顎のサイズ等の問題で抜歯が必要になるケースも有るのです。

歯を動かすということは、その「動かす先のスペース」が必要になります。そのため、矯正治療の症例によってはその前の段階で抜歯を行い、歯を動かすスペースを確保することになります。床矯正は、抜歯しなくても矯正が完了するケースが有り、健康な歯を無駄にせずに済みます。

床矯正のデメリット

しかしながら、床矯正にはデメリットも存在します。床矯正の利用を検討されている方は、デメリットについても理解しておく必要があります。

取り外している時間が長いと十分な効果が得られない

まずは、先程の「取り外し可能である」という点が、場合によってはデメリットになる可能性があるということです。これは、矯正治療の一つであるマウスピース矯正の持つデメリットの一つでもあるのですが、取り外している間は当然ながら矯正効果は発揮されません。

子供でも取り外せると言われている床矯正は、取り外しによる利便性がある反面で、しょっちゅう取り外すことで装着時間が短くなりがちです。前述の通り床矯正は治療期間が短めですが、装着時間が短いと十分な矯正効果が得られず、治療に必要な期間が長引いてしまいます。

装置による違和感がある

次に「装置による違和感」です。床矯正は、「総入れ歯」に近い構造を持つ矯正器具であるため、相応の違和感を感じざるを得ません。矯正に必要な期間は比較的短めではありますが、取り外し可能であるという点が悪い組み合わせとなります。

違和感が強いので、取り外す時間が長くなりやすいです。取り外す時間が長いと、同じ期間でも矯正効果は少なくなりやすいです。結果、治療期間が長くなり、さらに長きに渡って違和感を感じることになる、という悪循環を生み出しやすくなります。

床矯正だけではなく他の矯正治療を組み合わせることがある

最後に、「床矯正だけでは矯正が完了しないケースが有る」ということです。一般的に、床矯正はワイヤー矯正よりも矯正効果が少なく、利用できる症例が限られるとされています。そのため、別の矯正治療の前段階として床矯正を実施する、というケースも考えられます。

結論:大人でも床矯正は可能、メリットもあるがデメリットもあることを理解する

床矯正は、確かのその特性上どうしても子供用の矯正治療としての適格が強く現れてしまいます。しかし、大人でも床矯正を利用できる余地が残されているということは、忘れてはいけません。

ですが、メリットばかりある治療法は存在しません。大人の床矯正にはいくつかのデメリットも有り、それを理解せずに床矯正による治療を開始しては後になって後悔する可能性も少なくありません。床矯正の利用を検討する場合は、発生しうるデメリットを理解した上で、担当医としっかりコミュニケーションをとり、不安な部分を全て解消した上で治療を開始することをお勧めします。

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